2017年3月1日水曜日

高齢になった親の本音と願い

高齢になった親は、定年退職となり第一線から退き、子供達も社会に出て結婚して独立し、我が家で、長年苦楽を共にしてきた伴侶と2人きりで、共にゆっくり余生を楽しく過ごす事を夢見る。しかし、現実社会は実に厳しく、子供達は成長し、社会貢献、会社勤めで経済基盤を作り、生活を維持する為家を出て働く。子供と言えど、ある程度の年になって、結婚すれば、自分や家族を守る為、一生懸命働き、時間的にも経済的にも余裕も無く、親の処には中々顔を出せないのが現実であろう。子供も「平素のご無沙汰を申し訳ない」と思い「親は如何しているかな,元気でいるかな」と気にしながら日々頑張っているのだろう。親の方も「子供に迷惑を掛けてはいけない」と、日々我が子の事を心配しながらも、遠慮して連絡を取る事を控える。しかし、親の本音は「いつも子供やその家族と共に生活し、出来る世話をしながら、皆の成長を見守りたい」と考え、願っている様だ。下手すれば、高齢になった親自身が、「子供やその家族の足手まといとなり、迷惑を掛けるかもしれない」と不安になり、「一緒に住みたい」とも言えない様だ。特に高齢になれば心身共に弱体化し、生きる事への自信も生き甲斐も薄れて、全ての面で、先行きに多大なる不安が付きまとう。この事を理解すれば「親の本音と願いは何か」を容易に想像できるだろう。

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